三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2010年7月25日放送

体験民宿をはじめたものの悪戦苦闘・・・(汗)
美杉の体験型農業民宿『なかや』を、体験民宿のエキスパート『体験民泊川原』と『山里民泊みくり』が救う!?

津市美杉町の体験型農家民宿『なかや』。
あるじの岩田さんは愛知県一宮市出身。3年前に美杉に移住し、体験民宿をはじめました。
2009年9月6日放送の「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」で一度ご紹介しましたが、まだまだ苦戦中な様子。

そこで、大台町栗谷のおかあさんたちが応援団として登場!
『体験民泊 川原』の川原さんご夫妻と、『山里民泊 みくり』の中江さんご夫妻。
三重県ではじめて農林漁家体験民宿をスタートさせた、まさに体験民宿のエキスパートです。

実は岩田さん、『なかや』を開業する前に、『みくり』にお邪魔し、中江お母さんからアドバイスを受けたことがあったそう。
今回の訪問は、そのアドバイスが生かされているか・・・との目論見もあったようです。

お客さんが宿泊する部屋。
止まった古時計は、「ここでは時間を忘れてください」との思いから。
随所にこだわりが感じられます。

岩田さんが古民家を探すにあたった条件のひとつに、『かまど』があったそうですが・・・。

中江さん「毎日このかまどで、奥さんが料理しているんですか?」
岩田さん「ええ、まあ・・・(汗)」
中江さん「ええ!? かまどは体験用!
 『毎日使う台所は、奥さんが使いやすく便利にしてね』って最初に助言しましたよね!」

助言は生かされてなかったようで、奥様はもう毎日大変!
不満もたくさんあるようです。

岩田裕恵さん「(不満は)ほぼ全てですね」

稲作を行っている岩田さん、夕方になっても切りの良いところまで終わらないと、帰ってこないのだとか。
奥さんが不在時には、お客さんが外で待っている・・・なんてことも。

中江さん「あまりロマンばかり追い求めると、奥さんがガマンガマンガマン・・・で、いつか爆発してしまいますよ」
岩田さん「はい、おっしゃる通りで・・・」

先輩からの手厳しいアドバイスに、岩田さんタジタジ。

気を取り直し、今回のために新しく開発した女性向けのプログラム『はたおり』体験を紹介。
講師はご近所にお住まいの高田如恵さんです。
初めての人でも、コースターなどを作ることができます。

同じく体験プログラムの『鹿肉のソーセージ作り』。
鹿肉はかたいというイメージがありますが、ミンチにすれば大丈夫だそう。

『鹿肉のソーセージ』ともう一品、『鹿肉のハンバーグ』の完成。

そして『みくり』と『川原』のお母さんからの差し入れ。
『鹿肉のプルーン煮』『フルーツ大福』。
フルーツ大福にはなんと、キウイを使ったあんが包まれています!

同じく体験民宿を経営するものとして、情報交換。
地域は違っても、めざす方向は同じ。
またひとつゲンキの輪が広がりました。

岩田さん、奥さん、体験農家民宿で、これからも美杉をゲンキにしてくださいね!